資格の取得により、設計技術者としての専門知識や技術力を習得するために必要なことは明らかなのですが、発注者から設計業務を受注する際に必要となります。「技術士」「RCCM」「農業土木技術管理士」がその代表的な資格で、資格を保有することで、受注する業務の管理技術者や照査技術者になることができます。
当社では、上記の3資格を含めて以下の資格を取得した技術者がいます。また、資格概要について記載していますので参考にしてください。
・技術士(3名)・技術士捕(10名)
技術士は、「科学技術に関する技術的専門知識と高等の専門的応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた、優れた技術者の育成」を図るための文部科学省所管の国家資格です。試験は技術士第一次試験、技術士第二次試験に分かれており、第一次試験に合格・文部科学大臣が指定したJABEE認定課程を修了した修習技術者は「技術士補」となる資格を有し、第二次試験に合格された方が「技術士」となる資格を有します。農業農村工学に関して高い専門性・信頼性が担保されているため、建設・土木企業、公務員、設計コンサルタントなどにおいて重宝される資格です。
・RCCM(11名)
シビルコンサルティングマネージャ(RCCM:Registered Civil Engineering Consulting Manager)は、建設コンサルタント等業務の円滑かつ的確な実施に資するとともに、優秀な技術者が積極的に活用されることによって、建設コンサルタントの技術力の向上が図られることを期すことを目的に創設された資格で、(一社)建設コンサルタンツ協会が実施しており、国土交通省が設計業務共通仕様書などで規定する管理技術者・照査技術者・業務担当者になるために必要な資格です。
・農業土木技術管理士(4名)
農業土木技術管理士は、農業土木関係の設計等業務に携わる技術者として、その技術上の事項を管理または照査する専門的な応用能力を有すると、(公社)土地改良測量設計技術協会の会長が認定し、資格登録した者です。農業農村整備事業における設計業務において、管理技術者・照査技術者になるために必要な資格です。
・1級土木施工管理技士(10名)
土木施工管理技士は、建設業法第27条に基づき、国土交通大臣指定機関が実施する施工管理技士国家資格のうちの1つです。2級土木施工管理技士は、一般建設業の営業所における「専任技術者」、作業工程ごとの責任者として設置される「主任技術者」として仕事に従事でき、1級土木施工管理技士は、2級の範囲に加えて、特定建設業の営業所における「専任技術者」、現場を指揮する役割を担う「監理技術者」として仕事に従事できます。
・測量士(12名)・測量士捕(1名)
測量士等の資格を取得するためには、学校で知識や技能を修得する「認定方法」と試験に合格する「試験方法」の2つの方法があり、測量士は測量法第50条第5号で定められている測量士試験、測量士補は測量法第51条第4号で定められている測量士補試験に合格した者が取得できる資格です。測量業者は資格保有者の配置が義務付けられているため、測量業務に携わるには必要不可欠な資格です。
・畑地かんがい技士(11名)
畑地かんがい技士の資格を得るには、(一社)畑地農業振興会が開催する「畑地かんがい技士養成講習会」に参加し、その中で登録資格認定試験を受け、一定水準以上の成績に達した方が「畑地かんがい技士の登録有資格者」として認定されます。この認定を受けた方のうち、当振興会に登録申請し登録証が交付されることにより、高度な専門技術を有する「畑地かんがい技士」として登録され、具体的な畑地かんがい事業の計画、設計、施工、管理等の業務に活かし、地域農業の発展に貢献することができる。
・農業水利施設機能総合診断士(1名)
農業水利施設機能総合診断士は、農業土木事業協会が実施する講習会を受講し、さらに試験により一定水準の農業水利施設の機能診断技術を有すると認定され、登録した者に与えられる資格です。機能総合診断士には、既存の農業水利施設を対象に、それらの機能を調査し、劣化の判定と機能回復のための保全対策を立案する業務に従事していくことが期待されている。
・コンクリート診断士(1名)
コンクリート診断士とは、コンクリート構造物の調査・診断・維持管理に関する幅広い知識を持った技術者を認定する資格です。公益社団法人 日本コンクリート工学会が資格を管轄する、民間資格となっています。コンクリートは建築物、道路、橋梁など社会の建造物を支える部分として広く使われており、コンクリートは年月が経つと劣化・損傷が出てきます。そのため、取替や補修を計画的に行うためには、コンクリートがどのような状態になっているかを見極める技術者が必要になります。そのコンクリートを診断する技量があるかどうかを確認する試験が、コンクリート診断士試験です。
・水道施設管理技士3級(1名)
水道施設管理技士制度は、技術者の水道実務経験・知識等を評価し、登録することにより、技術力の確保・向上を図ることを目的として平成16年度より始まり、水道浄水施設管理技士・水道管路施設管理技士の2種類があり、それぞれ1級・2級・3級の3段階の認定制度となっている。1級・2級は学歴、水道実務経験及びその他の有用な経験を受験者の資格要件として試験を実施し、合格者の認定登録を行い、3級は水道実務経験を評価することにより認定登録を行われる。
・1級造園施工管理技士(1名)
1・2級造園施工管理技術検定は、建設業法第27条に基づいた国家試験です。1級造園施工管理技士の資格を取得すると、特定建設業の「営業所ごとに置く専任の技術者」及び現場に配置する「監理技術者」として認められます。また、2級造園施工管理技士の資格であれば、一般建設業の許可を受ける際に必要な「営業所ごとに配置する専任の技術者」及び「建設工事における主任技術者」として認められる等、施工管理に携わる方には必要不可欠な資格です。
・土地改良補償業務管理者(3名)
土地改良補償業務管理者は、土地改良事業関係の用地補償業務に携わる責任者として、その業務上の事項を管理、または照査する専門的応用能力を有すると認定された者です。資格区分は「土地改良補償業務管理者」と「土地改良補償業務管理者補」がある。
・VEリーダー(7名)
VEリーダーの資格は、VEを職場内などで活用するリーダーとして必要な基礎知識を習得する人を増やすことを目的とし、(公社)日本バリュー・エンジニアリング協会が管轄する資格です。VEとはValue Engineeringの略で、直訳すると「Value」は「価値」、「値段」という意味があり、「Engineering」は「工学」、「工学技術」という意味がある。VEは製品の「価値」を「機能」と「コスト」の組み合わせによって高めていく手法を表し、同じ価格なら高機能に、同じ機能なら低価格にという形式でシステム化さえた手順によって「価値」を向上する手法です。
この業界の資格の多くは、実務経験が必要なため、学生のうちに取得することが出来ないのですが、「技術士補」だけは唯一取得することが可能です。「技術士補」は、将来会社にとっても個人にとっても一番大切な「技術士」を取得する第一歩で必須ですが、社会人になり取得しようと思ってもなかなか難しいので、「技術士補」だけは入社前に取得しておくことをおすすめします。